第5話 『始動』
次の日、遅番で出勤だったから昼過ぎに店へ。馬鹿みたいにはしゃいだせいでグッタリと疲れていた。いつものようにサッカーコーナーに行くと、青い買物カゴが3つ、スパイクやらソックスやらジャージなんかが詰め込まれてた。
「おはようございます!」俺を発見して、マサがテニスコーナーから駆け寄ってきた。
「このカゴって?もしかして…」
「あっ、俺とよっPとアッちゃんの取り置きです」そう言ってマサはニヤッと笑った。
みんな早番だったから、朝から着たり履いたりして選んでいたらしい。マサのカゴにはPUMAのGKグローブが入っていた。顔がデコボコだからGKっぽいって言われて、本人意外とその気になったみたいだ。
「マジか!?」ホント嬉しかった。みんなけっこう本気なのが最高に。
「あっ、あとなんか、今度新しく入ってくるバイトの子、サッカーやってたらしいですよ」
「マジ?加入決定じゃん」
「ユミの後輩らしいんで、多分やるんじゃないですかね」
レジのユミちゃんは高校の時サッカー部のマネージャーだったから、その時の後輩かなんかだろう。けっこう期待できる。
「俺の弟もやりたいって言ってました」
「マサの弟って…バイト入ったんだっけ?」
「今日の夕方から来るみたいっすね」
「マサに似てるの?」そう言って俺は妙にデコボコしたマサの顔を見て笑った。顔だけで笑いが取れるなんて卑怯だ。
夕方になる頃には、カゴは4つに増えていた。それが閉店頃には5つに。俺のカゴにはDIADORAのスパイク、中学の頃から履いているお気に入り。履くだけでファンタジスタな気分になれる靴。
河川敷で公園で、真夜中の学校に忍び込んだり。とにかく俺たちは暇さえあればサッカーしてた。新品のスパイクを泥だらけにして。
「サッカー面白いっす」バスケットマンだったマサの弟のケンも、すっかりサッカーにハマったみたいだ。こいつは意外と男前。マサと似てるのは骨格だけ。
ただ集まってボールを蹴ってるだけだったけど、毎日が楽しくて仕様が無かった。サッカーコーナーのDVDは黄金のカルテットに変えてみた。
そして…ウサギを背中に背負って、あいつが現れたんだ。
「おはようございます!」俺を発見して、マサがテニスコーナーから駆け寄ってきた。
「このカゴって?もしかして…」
「あっ、俺とよっPとアッちゃんの取り置きです」そう言ってマサはニヤッと笑った。
みんな早番だったから、朝から着たり履いたりして選んでいたらしい。マサのカゴにはPUMAのGKグローブが入っていた。顔がデコボコだからGKっぽいって言われて、本人意外とその気になったみたいだ。
「マジか!?」ホント嬉しかった。みんなけっこう本気なのが最高に。
「あっ、あとなんか、今度新しく入ってくるバイトの子、サッカーやってたらしいですよ」
「マジ?加入決定じゃん」
「ユミの後輩らしいんで、多分やるんじゃないですかね」
レジのユミちゃんは高校の時サッカー部のマネージャーだったから、その時の後輩かなんかだろう。けっこう期待できる。
「俺の弟もやりたいって言ってました」
「マサの弟って…バイト入ったんだっけ?」
「今日の夕方から来るみたいっすね」
「マサに似てるの?」そう言って俺は妙にデコボコしたマサの顔を見て笑った。顔だけで笑いが取れるなんて卑怯だ。
夕方になる頃には、カゴは4つに増えていた。それが閉店頃には5つに。俺のカゴにはDIADORAのスパイク、中学の頃から履いているお気に入り。履くだけでファンタジスタな気分になれる靴。
河川敷で公園で、真夜中の学校に忍び込んだり。とにかく俺たちは暇さえあればサッカーしてた。新品のスパイクを泥だらけにして。
「サッカー面白いっす」バスケットマンだったマサの弟のケンも、すっかりサッカーにハマったみたいだ。こいつは意外と男前。マサと似てるのは骨格だけ。
ただ集まってボールを蹴ってるだけだったけど、毎日が楽しくて仕様が無かった。サッカーコーナーのDVDは黄金のカルテットに変えてみた。
そして…ウサギを背中に背負って、あいつが現れたんだ。

