2005-09

第15話 『第2回アズレプ会議』

 バイト帰り、いつものバーガーショップ、集まったのは俺とアッチ、そしてよっP。年長組によるアズレプ会議だ。議題はフォーメーションをどうするか。
 何人かの友達に、社会人サッカーをやってる人がいたら、練習試合をしたいから紹介して、ってメールを送ったら、1人の女友達から良い返事が返ってきた。社会人サッカーではないけど、その子が通ってる専門学校のサッカーチームが是非試合したいって。もちろん大喜びでお願いした。次の試合、相手は福祉専門学校のチーム。そのための作戦会議。
 話し合いの結果、フォーメーションは4−4−1、中盤は菱形にすることに決定した。前回の試合の前半と後半の間を取った感じ。
 「早く11人でサッカーしたいね」よっPはそう言いながら、冷えてモサモサになったフライドポテトを口に運んだ。確かに、やっぱりサッカーは11人でやるもんだ。今回もワッタはバイトで来れないから仕方ないんだけど。
 「問題はサイドバックですよね」2杯目のココアを飲みながらアッチが呟いた。
 基礎練習をみっちりやってるおかげで、マッチョもケンも初心者にしてはかなり上手くなってきた。特にケンは同い年のケイタに対抗意識を燃やして、学校の昼休みも練習しているらしく、上達が早い。それでもまだ1回しか試合をしていないから不安は拭えない。
 「DFはね、経験を積むしかないからな、後はキーパーのカメだな…」そう俺が言って3人とも笑った。すっかり最近じゃマサのあだ名はカメ。ユニフォームの名前もKAMEにしてやろうか。
 「でも、最近ちょっとGKらしくなってきたよね」実際最近のカメは、セリエAとかプレミアの試合を観てGKの動きを勉強しているらしく、それなりにらしい動きになってきている。
 「とりあえず今はチームが経験を積むことが優先だな、そのための試合って感じで」みんな頷いたけど、それでも勝つことだけしか考えてない。やるからにはね、負けたくない。
 「…ってかさ、みんな1番大事なこと忘れてるよね」いきなり真面目な顔でよっPがそう言って、俺とアッチは何のことだか分からずに顔を見合わせた。目線を戻すと、よっPはまだ真面目な顔。
 「アレだよ、マネージャーの女の子。早く見つけないと」真剣な顔でそんなことを言うから、俺もアッチも声を出して大笑い。
 「ホント、よっPは…でも大事だよな、女の子の応援とかね」
 「だろ?絶対必要だって。タオルとか渡されたいじゃん」
 「確かに…必要ですね」
 よっPの希望は、可愛くてあんまりサッカーに詳しくなくて、それでいてサッカーを観るのが大好きな十代の女の子。彼氏のいない女子高生って要望は却下。
 またオーナーの仕事が1つ増えた。



★たくさんのコメント・感想ありがとうございます!スッゴイ嬉しいです★
☆次回、第16話は9/22UP予定です☆
★バッジョ現役復帰の噂…もう1度、たとえ1分だけでも観たいです★
 
 

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K・J・TAKE

Author:K・J・TAKE
実話から生まれた物語。
色んな奴らが集まって誕生したサッカーチーム『アズレプ』の愛と感動?の日々。

初小説ですけど頑張って書いていこうと思います!
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