第26話 『胸を張れ』
試合は終わった。トータルスコア3−4.
「最後まで胸張って挨拶するぞ」アッチの言葉に、みんな顔を上げて整列。センターサークルに並んで相手チームと挨拶をした。
「良い試合だったね、足大丈夫ですか?」握手をしながら相手の14番がそう言った。
「大丈夫ですよ、近いうちにまた試合したいですね」俺は胸を張ってそう返した。実際はかなり痛いんだけどね。
相手のベンチにも全員で挨拶をして、俺はスーツの監督とも握手をして話をした。
「いや〜みんな若くて元気良いし、良いチームだね。うちも助っ人がいなかったら危なかったよ」監督はそう言ってニコッと笑った。たぶん助っ人ってのはあのビブスの3人のことだろう。道北リーグのチームでプレーしている人たちらしい。
「仕事でこれない奴らが何人かいてね、今度はしっかりうちのチームで人数揃えて試合したいね」
「是非、お願いします」もう1度、今すぐにでも試合したい気分だった。体は限界疲れているけど、気持ちはそんな感じ。
アズレプベンチに戻ると、みんな疲れきった顔をしてた。けど、なんだか活き活きした目をしてた。口々に言うことは同じ、リベンジマッチをしたいって。
「もちろん、負けっぱなしは体に良くない」俺はみんなの気持ちにそう答えた。
帰りの迎えが来れないらしいので、ケイタを家まで送ってやることに、いつもは家の近いカメが送り係なんだけど、カメはなんだか用事があるらしいので。
市内からちょっと離れたケイタの家まで、アズレプの魂は悔しさから俯いて、嘆いてばっかりだった。
「勝てましたよね、俺がもっと後半から入ってきたビブスの人を止めれれば、絶対勝てましたよね…」ケイタはあのアフロにいいようにやられたのが悔しくって仕方なかいみたいだ。
「ケイタだけのせいじゃないよ、みんなの責任じゃん」
「でも…実際そうじゃないですか、完全にゲーム作られちゃったし…」
「おまえ1人のせいで負けるんだったらさ、それこそ俺らの責任じゃん。チームなんだから」そう言うと、ケイタはニコッと笑った。それと同時に悔しそうな表情も。
「自分が負ける以上に悔しいですね、チームが負けるって…」
確かに…俺も同じことを思って頷いた。
「すぐに練習試合したいです、予定とか決まってないんですか?」
「来週…違うチームと試合するよ」
「マジッすか!?すげぇ!」今度は完全に嬉しそうな顔をした。ホントは全然、予定もクソもなかったんだけど、来週やろうってフッと思ったからそう言ってみた。チーム全員がすぐに試合をしたいと思ってるはずだし。
「あっ、ここで大丈夫です」そう言われて車を左に寄せて停車した。車を降りながらケイタは礼を言って、最後に真剣な顔で一言置いていった。
「もう2度と負けたくないです」

★どん底の3連敗…そんなアズレプに応援のコメントよろしくです★
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「最後まで胸張って挨拶するぞ」アッチの言葉に、みんな顔を上げて整列。センターサークルに並んで相手チームと挨拶をした。
「良い試合だったね、足大丈夫ですか?」握手をしながら相手の14番がそう言った。
「大丈夫ですよ、近いうちにまた試合したいですね」俺は胸を張ってそう返した。実際はかなり痛いんだけどね。
相手のベンチにも全員で挨拶をして、俺はスーツの監督とも握手をして話をした。
「いや〜みんな若くて元気良いし、良いチームだね。うちも助っ人がいなかったら危なかったよ」監督はそう言ってニコッと笑った。たぶん助っ人ってのはあのビブスの3人のことだろう。道北リーグのチームでプレーしている人たちらしい。
「仕事でこれない奴らが何人かいてね、今度はしっかりうちのチームで人数揃えて試合したいね」
「是非、お願いします」もう1度、今すぐにでも試合したい気分だった。体は限界疲れているけど、気持ちはそんな感じ。
アズレプベンチに戻ると、みんな疲れきった顔をしてた。けど、なんだか活き活きした目をしてた。口々に言うことは同じ、リベンジマッチをしたいって。
「もちろん、負けっぱなしは体に良くない」俺はみんなの気持ちにそう答えた。
帰りの迎えが来れないらしいので、ケイタを家まで送ってやることに、いつもは家の近いカメが送り係なんだけど、カメはなんだか用事があるらしいので。
市内からちょっと離れたケイタの家まで、アズレプの魂は悔しさから俯いて、嘆いてばっかりだった。
「勝てましたよね、俺がもっと後半から入ってきたビブスの人を止めれれば、絶対勝てましたよね…」ケイタはあのアフロにいいようにやられたのが悔しくって仕方なかいみたいだ。
「ケイタだけのせいじゃないよ、みんなの責任じゃん」
「でも…実際そうじゃないですか、完全にゲーム作られちゃったし…」
「おまえ1人のせいで負けるんだったらさ、それこそ俺らの責任じゃん。チームなんだから」そう言うと、ケイタはニコッと笑った。それと同時に悔しそうな表情も。
「自分が負ける以上に悔しいですね、チームが負けるって…」
確かに…俺も同じことを思って頷いた。
「すぐに練習試合したいです、予定とか決まってないんですか?」
「来週…違うチームと試合するよ」
「マジッすか!?すげぇ!」今度は完全に嬉しそうな顔をした。ホントは全然、予定もクソもなかったんだけど、来週やろうってフッと思ったからそう言ってみた。チーム全員がすぐに試合をしたいと思ってるはずだし。
「あっ、ここで大丈夫です」そう言われて車を左に寄せて停車した。車を降りながらケイタは礼を言って、最後に真剣な顔で一言置いていった。
「もう2度と負けたくないです」
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第27話 『オーナーのお仕事』
ラプターズの監督のサトウさんに花咲球技場の借り方を教えてもらって、バイトの休みに管理事務所に行ってみた。電話での予約は出来ないみたいで、直接行って予約と同時に支払いも済ませるシステム。
次の木曜日ならまだ空いてると言われたので、即、申し込みを済ませた。対戦相手はまだ決まってないけどなんとかなるだろう。ホントは相手を決めてから予定を合わせて申し込むのが1番良いのだろうけど、けっこう球技場の予約はいっぱいだったので、場所を確保しておくのが先決だと思った。
次は相手探しだ。友達からの紹介みたいな感じで何チームかあてはあった。後は連絡を入れてその日に試合が可能かどうかを確認するだけ。まずは2部に所属しているチームから申し込んでみた。来週の木曜日に練習試合しませんか?ってメールで。
返事はその日の夜に返ってきた。人数集まりそうなので喜んでってメール。意外と簡単に決まったので正直ホッとした。場所を確保したのはいいけど相手が決まらなかったらどうしようって思っていたから。
『来週の木曜日、練習試合なり』同じメールをアズレプ全員に送った。
準備は全て整った。あとは勝つだけだ。
なんでまた強いチームと試合組んだんだよってアッチは嘆いたけど、強そうなチームと戦って勝ってこそ意味があるって俺は言い切った。もう1回1部のチームと試合したわけだし。もしかしたらまた負けるかもしれないけど、どことやってもその可能性はあるからね。
ケイタは大喜びしてた。試合相手がまた強そうなチームだって知ってワクワクしたに違いない。まるでサイヤ人。
3連敗したけど、アズレプはそれでメゲるようなチームじゃない。奇跡のチームだって信じてるから…ってよっPが言ってたから、俺もそう信じてる。
晴れたら良いな。

★第4戦近日UP!応援よろしくです★
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次の木曜日ならまだ空いてると言われたので、即、申し込みを済ませた。対戦相手はまだ決まってないけどなんとかなるだろう。ホントは相手を決めてから予定を合わせて申し込むのが1番良いのだろうけど、けっこう球技場の予約はいっぱいだったので、場所を確保しておくのが先決だと思った。
次は相手探しだ。友達からの紹介みたいな感じで何チームかあてはあった。後は連絡を入れてその日に試合が可能かどうかを確認するだけ。まずは2部に所属しているチームから申し込んでみた。来週の木曜日に練習試合しませんか?ってメールで。
返事はその日の夜に返ってきた。人数集まりそうなので喜んでってメール。意外と簡単に決まったので正直ホッとした。場所を確保したのはいいけど相手が決まらなかったらどうしようって思っていたから。
『来週の木曜日、練習試合なり』同じメールをアズレプ全員に送った。
準備は全て整った。あとは勝つだけだ。
なんでまた強いチームと試合組んだんだよってアッチは嘆いたけど、強そうなチームと戦って勝ってこそ意味があるって俺は言い切った。もう1回1部のチームと試合したわけだし。もしかしたらまた負けるかもしれないけど、どことやってもその可能性はあるからね。
ケイタは大喜びしてた。試合相手がまた強そうなチームだって知ってワクワクしたに違いない。まるでサイヤ人。
3連敗したけど、アズレプはそれでメゲるようなチームじゃない。奇跡のチームだって信じてるから…ってよっPが言ってたから、俺もそう信じてる。
晴れたら良いな。
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