最終話 『ウサギは冬眠するの?』
舞い降りた白い雪がうっすらと街を包んで、あの公園もグランドも、なんだか違う景色に。いつものように車に乗り込んで、俺は車を走らせた。
北海道の冬は急いで訪れる。全てが雪に埋もれて凍てつくような寒さに身を震わせる季節。助手席のバックの中で携帯が鳴った。ブルーハーツのロクデナシはよっPからの着信だ。
あの雨の試合を勝利で飾り、その後アズレプは最後の試合、ラプターズ戦に挑んだ。連勝の勢いに乗って、肌寒いなかでの最終戦。
「もしもし、場所どこか分からないんだけど…」
「1番線のイレブン分かる?あそこで待ち合わせしよ」
道路にも雪が薄く積もってた。煙草を吸おうと窓を開けると冷たい空気が車内にドッと流れ込んでくる。それが意外と好きだったりする。
負けたくないって気持ちは最後まで失わなかったけど、試合終了の笛を聞いたアズレプに喜びの笑顔はなかった。最後まで諦めずに戦った。それでも勝てるとは限らない、それがサッカー。
俺たちの夏は終わった。気が付くと秋なんて知らないうちに通り過ぎていたみたい。
「じゃぁ、後で」そう言って電話を切った。後部座席にはひと回り小さなフットサルのボール。カバンの中にはあのユニホーム。
ウサギは冬眠するの?
青いウサギは眠らない…

★アズレプの夏が終わりました…★
☆応援していただいたみなさんに感謝です☆
北海道の冬は急いで訪れる。全てが雪に埋もれて凍てつくような寒さに身を震わせる季節。助手席のバックの中で携帯が鳴った。ブルーハーツのロクデナシはよっPからの着信だ。
あの雨の試合を勝利で飾り、その後アズレプは最後の試合、ラプターズ戦に挑んだ。連勝の勢いに乗って、肌寒いなかでの最終戦。
「もしもし、場所どこか分からないんだけど…」
「1番線のイレブン分かる?あそこで待ち合わせしよ」
道路にも雪が薄く積もってた。煙草を吸おうと窓を開けると冷たい空気が車内にドッと流れ込んでくる。それが意外と好きだったりする。
負けたくないって気持ちは最後まで失わなかったけど、試合終了の笛を聞いたアズレプに喜びの笑顔はなかった。最後まで諦めずに戦った。それでも勝てるとは限らない、それがサッカー。
俺たちの夏は終わった。気が付くと秋なんて知らないうちに通り過ぎていたみたい。
「じゃぁ、後で」そう言って電話を切った。後部座席にはひと回り小さなフットサルのボール。カバンの中にはあのユニホーム。
ウサギは冬眠するの?
青いウサギは眠らない…
★アズレプの夏が終わりました…★
☆応援していただいたみなさんに感謝です☆

